英語が話せなくても大丈夫|こども園で外国人パパと話せた、はじめの一歩

 


はじめに

英語、話せません。

挨拶と、片言の単語をなんとか繋げるくらい。中学英語もあやしいレベル。

そんな私にも、外国人のお友達ができました。
正確に言うと、娘に。そして少しだけ、私にも。

今日はその、小さくて、でも私にとってはすごく大きかった出来事の話を書きたいと思います。


同じ園に、外国から来た家族がいた

娘が通う園に、外国から来た家族がいました。

すれ違うことはあっても、話したことはなかった。
「英語、話せないし…」って、なんとなく距離を感じてたんだと思います。

向こうから見ても、私はきっと「ただのよく見る日本人ママ」だったはず。
それくらい、接点のない関係でした。


娘たちが、先に仲良くなった

ある日、娘がペア活動で、その家のお子さん(娘より年下の女の子)と組むことになりました。

でもね、最初からうまくいったわけじゃないんです。

娘が話しかけても、その子は逃げちゃってたみたい。
きっとその子も、慣れない環境で不安だったんだと思う。

「お話できなかった…」ってしょんぼり帰ってきた日もありました。

それでも娘は諦めずに、毎日声をかけたり、一緒にやってみせたり。
園で教わった掃除のやり方を、今度は自分が教える番。身振り手振りで伝えてたみたいです。


「YOU、YOU」って呼んでた

その子はね、娘のことを「YOU、YOU」って呼んでたんです。

たぶん、名前を知らなかったから。
そして、聞いていいのかもわからなかったのかもしれない。

それでも、ぴったりくっついて遊ぶようになって、すごく好いてくれてる様子でした。

正直、不思議だったんです。
言葉も通じないのに、なんでこんなに好いてくれるんだろう、って。

でも今思えば、たぶん娘は、言葉じゃないところでその子に寄り添ってたんですよね。
子どもたちの方が先に、「言葉の壁を超える」ってことを実践してたのかもしれません。


ある朝、パパに話しかけられた

ある日の朝のこと。
お見送りに行った時、その子のパパに話しかけられました。

"Is she your daughter? What's her name?"

(あなたの娘さん?お名前は?)

ドキドキしました。
英語で話しかけられる経験なんて、ほとんどないから。

正直、なんて答えたか記憶がないくらい、頭が真っ白。
娘の名前は伝えられた…と思う。たぶん。
でも、自分が何を言ったのか、ちゃんと思い出せないんです。

「これで何か変わるのかな…」
というか、「ちゃんと伝わったのかな…」
正直、そう思ってました。


翌朝、世界がちょっとだけ変わった

次の日の朝。
いつものようにお見送りに行くと、あの子が娘に駆け寄って言いました。

「こゆきちゃん」

片言の、でもちゃんとした日本語で。

昨日まで「YOU、YOU」だったのに。

そして、二人は自然と手を繋いで、教室に向かって歩いていきました。

その後ろ姿は、まるで姉妹みたいで。

——たった数十秒の会話が、こんな風に繋がるなんて。

私、その場で泣きそうになりました。
娘の名前を、ちゃんと呼んでくれた。手を繋いで歩いてくれた。
それがすごく、すごく嬉しかった。


英語が完璧じゃなくても、世界は動く

このことがあってから、私の中で何かが変わりました。

英語が話せないからって、距離を取らなくてもよかったんだ。
完璧な文法じゃなくても、流暢な発音じゃなくても、伝えようとすればちゃんと届く。

子どもたちが先に教えてくれてたことを、私もやっと体験できた気がしました。

それから少しずつ、英語の勉強を始めています。
もう少しだけ、あのパパとちゃんと話せるように。
娘とその子の友情を、私も応援できるように。


おわりに

英語ペラペラじゃないけど、外国人の友達ができた話でした。

「英語できないし…」って一歩引いてしまう気持ち、すごくわかります。
でも、ほんの数十秒の勇気で、世界はちゃんと変わるんだなって、今は思います。

同じように悩んでる方がいたら、伝えたい。

完璧じゃなくて、大丈夫。
伝えようとするだけで、ちゃんと届くから。

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